ネズミの生態
日本の家屋で見られるネズミは、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミの3種類で、人家やその周辺に棲息するネズミ類の総称として家ネズミと呼ばれることもあります。3種のネズミはほぼ世界中に分布しており、日本には人間とともに2世紀ころにユーラシア大陸から渡って来た史前帰化動物と考えられています。
今回は奄美大島で被害が多いドブネズミ、クマネズミの生態を説明いたします。
ドブネズミ
体長22cm~26cm
凶暴な性格
後足が発達して泳ぎも得意
雑食性(植物質・獣肉・魚介類)で何でも食べる
床下や土中、下水管に住みつく
クマネズミ
体長15cm~23cm
警戒心が強い
木登り、綱渡りが得意
穀物や植物質を好んで食べる
天井裏や壁、家具の隙間に住みつく
ネズミの被害
ネズミは不衛生な場所を徘徊するため、病原菌・感染症(サルモネラ属菌、レプトスピラ症等)を媒介しております。病原菌や感染症以外にも排泄物やネズミ自体が目に付くことで不快感を与え、家財や食品を加害して経済的損失をもたらします。
また、ネズミには人を刺す「イエダニ」が寄生していますので、二次被害も懸念されます。
対策と予防
ネズミの対策としては侵入箇所をなくす、餌となるものや巣を作れるようなものを片付ける、侵入・繁殖できるような環境を作らないことが重要です。
また、市販品の対応で改善される場合がありますがお困りの際は被害が大きくならないうちに弊社もしくは専門業者に相談することをお勧め致します。
奄美大島でネズミ被害が増加傾向
近年、奄美大島ではネズミによる被害や相談数が増加傾向にあります。被害の増加要因は、天敵(マングースなど)の数が減少、餌の増加(椎の実など)があげられます。これらによって個体数が増えたと考えられています。特に山間部においては天然記念物のケナガネズミやトゲネズミによる被害や目撃も増えています。
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